記念日だから
生まれてからの記念日はお宮参り、誕生日、七五三・・・・たくさんありますね。赤ちゃんが自分で「生まれて百日経ったから百日記念だな〜」とか思う訳もなく、当たり前だけど親が日にちを気にしてその記念日に「大きくなったね〜」ってお祝いしてあげますよね。お祝いをするお父さんおかあさんにとってもうれしい日になります。だから記念日って本人だけのお祝いじゃないと思うんです。
例えば1歳の誕生日、あかちゃんの記念日という以外に「お母さんがあんなに苦しんでやっと産んで自分の子供を初めて抱くことができた日」の1周年記念日だとも思うんです。実際撮影していて、我が子を見つめる親の眼差しは本当に優しく愛おしそうです。「1年間、大きくなったな〜」って・・・。主役は一人ですがいろんな記念日はそれを取り囲む家族の記念日でもある、それはそのときに来られる家族みんなの表情で強く感じます。
主役の笑顔そして家族の笑顔、これがそろって初めて記念写真だと思っています。
我が子を想う親の気持ち、還暦写真などは逆に親を想う子の気持ち・・・そんなことが感じられる写真も残していきたい思います。それは家族写真です。
きちっとした家族写真ももちろん必要だと思いますが、普段着の家族写真も素敵です。
家族写真のページにお客様の写真を載せています。
ぜひご覧くださいね。
スタジオは1面です
テーブルがたくさんあるレストランのようにスタジオが何面もある写真館ではありません。だからといって予約をたくさん入れて時間に追われた撮影はしたくもありません。撮影中は、他のお客様(家族)と顔をあわせることのないようにご予約をお聞きしていきたいと思っています。
七五三の撮影でご機嫌が悪いお子様は必ずいらっしゃいます。たまたま今日だけご機嫌ななめな子。ここのところ急に人見知りが激しくなって、おそらく明日も人見知りをしてしまうだろうお子様。私から「もうこの子の撮影は無理ですね。」とはぜったい言いません。ただ撮影時間をかけすぎるとご機嫌はどんどん悪くなります。そう判断したときは、今日がだめなら明日、明日がだめならあさって・・・再撮影をさせていただきたいなと思います。
できれば七五三、成人式等は当日にお参りと撮影を同時にすませないでくださいね。お子様にとってはきつい日程です。着物&ドレス撮影なんてことはかなりのストレスになるはず。それで笑顔なんて・・・。「はいっ時間ですから」って・・・ええ〜うちの子まだ笑ってもないし〜〜!成人式も時間に追われての撮影になってしまいます。時間は待ってくれませんから当然ピリピリムードが・・・。笑顔なんて・・・。
お参りは当日動きやすい洋服で、撮影は前撮り後撮りがやはりお子様にとってやさしい日程だと思います。成人式も同じだと思います。主役がご機嫌ならご家族も笑顔なはずです。
1面のスタジオとスタッフをどうぞ独占してください。全力で撮影します。
私も撮影を楽しんで撮影が終わった時に「楽しかったね!」って言ってもらえるような時間にしたいと思います。
30年前、神辺に帰ってきて最初に百日撮影させていただいた方はもう30歳です。3歳の七五三のときは全然撮影できなくてご両親も超不機嫌で・・・そんな写真しか残せなかった子が7歳のときには本当にキラキラの笑顔、ご両親のうれしそうな笑顔で撮影できたんです。それも子どもの成長かなと感じました。いい写真を残したいですよね。でもそれ以上に1枚勝負の写真ではなくていろんな表情に思い出のある写真をその年ごとに残せたら素敵です。それはその家族の歴史になる訳ですから・・・。