身が引き締まります
写真館という仕事は生まれてから死ぬまで(お宮参りから葬儀写真まで)その人の人生最初から最後の瞬間まで関われる責任のある仕事だと思います。皆さんとお別れをする場に飾られる写真は亡くなられて急いで作る写真も生前にスタジオで撮影する写真、どちらも故人の生前を思い起こすために大切なアイテムです。スタジオで生前に撮影の時はその人らしさがふんわりと出るような撮影を心がけています。急いで作る写真は手を加える事が多いですが、ご家族が一生懸命選ばれた写真なのでできるだけ仕上がりがご家族の意に添うようにがんばっています。
品質にも究極のこだわりがあります。
少し前に画質は写真並で品質は(褪色性)はインクジェット並みという長期保存に適さないプリント出力機材がありました。横に飾ってある20年前の写真はきれいなのに去年飾った写真は緑色って言う事が本当に多くあって、当店にもたくさん修復以来が来ました。当店では一貫して、仕上がりは銀塩写真。ラミネートは必ず。を守ってきました。長期保存を必要とするものを今ではインクジェットで出力して「はい3万円」と平気で言う業者もいます。責任において絶対にできない事ですよね
変色していないですか?
葬儀が終わった後、多くの場合写真は飾られますよね。飾るという事は光に当たり、湿気お帯びて、いつも空気に触れています。物が劣化する一番の条件がそろっています。変色しやすい場所に飾るなら、変色しにくい商品を納品するのが筋です。雨に当たる傘は防水加工してありますよね。当たり前です。しかし悲しいですが変色してもおかしくない状態で納品している業者もたくさんいると思います。変色した写真が当店に多く持ち込まれているので実感しています。
白黒でもカラーでもプリントが緑色になっている。
これは先ほど言った褪色性に優れていないプリンターを使用したと思われます。
色が薄くなったり何かの色が目立ってきている
インクジェットプリンタ−で出力したものかな?
いずれにしても当店にご相談してみてください。よりいい修復の方法をご提案します。もしあれば変色した写真ではなくてその写真を作った元の写真もお持ちください。よりきれいに仕上がりますよ。
実はスタジオへ撮影に来られる方が多いんです。葬儀の時に複写加工した遺影写真はあんまりな写真も多いですからね。それにやっぱり素人写真よりスタジオ写真の方が仕上がりはいいですよね。
先日ご夫婦で写りにこられました。 |
奥様はとってもチャーミングな方ですよ〜 |